漫画みたい?漫画を超えた?【大谷翔平】現実がフィクションを超えた軌跡!

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さあ、大谷だ!

まさに漫画を超えた現実
マキバオーなどの代表作を持つ「つの丸」先生もXで「大谷翔平はもうバカが考えたマンガ」「こんなネーム描いて出したら担当に突っ返されるって」と言っています。

野球漫画は数あれど、ここまですごい漫画もありません。
名作「MAJOR」並みかそれ以上か。

漫画「OHTANI」と言われる所以、今までの成績を振り返りましょう!

さあ、大谷だ!

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目次

高校時代からMLBの道へ:大谷翔平の少年時代

大谷翔平の誕生:漫画の始まり?

1994年7月5日、岩手県水沢市(現:奥州市)で誕生
父は元社会人野球の選手、母は元バドミントン選手

兄弟に7歳上の兄と2歳上の姉がいる。

バドミントンと水泳を習いながら運動能力を鍛えたことが野球に活かされている。

リトルリーグ時代

奥州市立姉体小学校3年生時に水沢リトルリーグに入団、全国大会にも出場した。
当時の捕手は、恐怖を感じるほど球が速かったと語っている。
小学5年時には球速110km/hを記録、また1試合6回17奪三振を記録したこともあった。

奥州市立水沢南中学校時代には一関リトルシニアに所属し全国大会にも出場した。

少年、大谷翔平の憧れの存在は打者は松井秀喜、投手はダルビッシュ有。

大谷翔平の高校時代: 花巻東高校での苦闘

菊池雄星に憧れ、花巻東高校へ進学
「みちのくのダルビッシュ」と呼ばれる。

自身の目標を達成するための「マンダラチャート」を作成

  • 日本一になる
  • 日本人最速となる球速160km/hを記録する
  • ドラフトで菊池雄星を超える8球団から1位指名を受ける選手になる

と目標を立てる。

佐々木監督の「先入観は可能を不可能にする」という言葉を心に刻んだ。

2年生、夏の甲子園に出場、初戦の相手は東京の帝京高校

当時、怪我をしていた大谷はライトで先発出場
4回途中、ピンチの場面でマウンドに立つといきなり148キロを計測、観客をどよめかせる。
怪我の影響もあり本調子ではなかった中、5.2回3失点(自責1)、打っては6回に同点に追いつくレフトフェンス直撃の2点タイムリーを放つ。
試合は接戦で7-8で敗れる。

この日計測した150キロは、田中将大が記録した2年生投手の甲子園最速記録に並ぶものだった。

3年生春、センバツで藤浪晋太郎の大阪桐蔭と対戦

優勝候補との一戦で豪快な1発を放つ。
2回に大谷が藤浪晋太郎からライトスタンドに特大アーチを放り込み先制する。
しかし、先発としてマウンドにあがった大谷が9失点し2-9と大敗

その後、大エース藤浪晋太郎のいる大阪桐蔭は春夏甲子園連覇という偉業を達成する。

3年生夏、岩手大会決勝で涙をのむ

圧倒的な強さで勝ち進んだ花巻東
準決勝の一関学院戦で高校生史上初の160キロを計測。
決勝戦で盛岡大附属とぶつかる。
3回に3ランを浴びるなど5失点を喫し3-5で敗れ、高校野球で日本一を果たすことはできなかった。

序盤の物語では圧倒的な身体能力を持ちながらも敗戦する様が描かれています。
今の無双状態の大谷くんからは想像し難い苦闘の高校時代でしたね。

日本プロ野球(NPB)時代:成長と挑戦の日々

「さあ、大谷だ!」名言も誕生したNPB編です。
ここでは二刀流として育っていく様子が描かれています。

日本ハム入団の経緯

MLB球団からも注目を浴びていた大谷翔平は当初「(MLBかNPBかは)五分五分」と語っていた。
しかし、複数のMLB球団と面談を行ったのち、10月21日にMLB挑戦を表明。
会見では「日本のプロよりもメジャーリーグへの憧れが強く、マイナーからのスタートを覚悟の上でメジャーリーグに挑戦したい」と語りNPBの球団には行かないことを明らかにした。

しかし、北海道日本ハムファイターズがドラフト1位指名を強行することを発表、当時の栗山英樹監督は「大谷くんには本当に申し訳ないけれど、指名させていただきます」と話した。

1位指名された大谷は「びっくりしたし動揺もした。評価して頂いたのはありがたいが、アメリカでやりたい気持ちは変わらない」と語り指名拒否の姿勢を崩さなかった。

ここから日本ハムの驚異的なプレゼンで急展開を迎える。
『大谷翔平君 夢への道しるべ〜日本スポーツにおける若年期海外進出の考察〜』と題した30ページに及ぶ資料でプレゼンを行い見事、大谷を説得することに成功。

12月9日に日本ハム入団を表明、同25日に仮契約を結び入団会見をした。

前代未聞!?二刀流挑戦!

1年目から二刀流を想定した起用方法を取られる。

2013年1年目
投手:13試合 3勝0敗 防御率4.23
打者:77試合 189打数 45安打 3本塁打 打率.238 OPS.660

2014年2年目
投手:24試合 11勝4敗 防御率2.61
打者:87試合 212打数 58安打 10本塁打 打率.274 OPS.842

2015年3年目
投手:22試合 15勝5敗 防御率2.24
打者:70試合 109打数 22安打 5本塁打 打率.202 OPS.628

2016年4年目
投手:21試合 10勝4敗 防御率1.86
打者:104試合 323打数 104安打 22本塁打 打率.322 OPS1.004

2017年5年目
投手:5試合 3勝2敗 防御率3.20
打者:65試合 202打数 67安打 8本塁打 打率.332 OPS.942

・高卒新人が開幕戦で複数安打を記録したのは53年ぶり2人目
・新人投手の初登板では史上最速となる球速157キロを記録
・先発投手がクリーンナップを打ったのは50年ぶり
・高卒新人でプロ初勝利とプロ初本塁打を記録したのは江夏豊以来46年ぶり
・オールスターで高卒新人が打点を記録したのは清原和博以来27年ぶり
・1試合16奪三振はNPB最年少記録
・オールスターゲームで投手と野手の両方で選出されるのは関根潤三以来2人目
・オールスターゲーム史上最速の162キロを計測
・NPB史上初となる「同一シーズンで2桁勝利と2桁本塁打」を達成
・3年目に最多勝利、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠を達成
・1番投手として出場し先頭打者本塁打を放つ
・NPB史上初同一シーズン「10勝、100安打、20本塁打」達成
・日本ハムファイターズの日本一に貢献
・史上初ベストナインを投手と指名打者でW受賞
・パリーグMVPも獲得

たった5年のNPB時代でしたが強烈なインパクトを残してくれました。
2013年6月5日の巨人戦では小笠原道大がライトスタンドにサヨナラホームランを打った場面で打った瞬間「さあ、大谷だ!」と言ったことで「打った小笠原道大よりも頭上を越えていく打球を見送った右翼手の大谷翔平の方をフィーチャーしている」とネットで話題になりました。

野球漫画としても内容の濃い出来だと思います。

ここから次第にエスカレートしていきます。

漫画を超えた活躍:エンゼルスでの苦闘と栄光

複数の球団が獲得に乗り出す中、「自身に対する評価」「今後の育成法」などの内容を書いた質問状を送付し移籍先を絞った結果、西海岸に位置するエンゼルスに移籍することが決まった大谷。

大方の予想ではさすがに二刀流ではメジャーリーグでは通用しないだろうという声もありました。
野球ファンの温度感としては投手の方が通用するという見立てが多かったと記憶しています。

さらに重要人物、日本ハムで通訳を務めていた水原一平もエンゼルスと契約し大谷の専属通訳となった。

「流石にやりすぎだろ」「編集担当はストップかけろよ」など声が上がる事態になるMLB編のスタートです。

エンゼルス(アナハイムの監獄)編

大谷選手が入団したエンゼルスはチーム戦力が怪我人などもあり弱く在籍中にポストシーズンに1度も進出することがなく、アナハイム刑務所と揶揄されることもありました。
勝負を避けられることも多く勝利にこだわる大谷くんには酷な環境だったのかと想像します。

2018年MLB1年目
投手:10試合 4勝2敗 防御率3.31
野手:104試合 326打数 93安打 22本塁打 打率.285 OPS.925

2019年MLB2年目
投手:登板なし
野手:106試合 384打数 110安打 18本塁打 OPS.848

2020年MLB3年目
投手:2試合 0勝1敗 防御率37.80
野手:44試合 153打数 29安打 7本塁打 打率.190 OPS.657

2021年MLB4年目
投手:23試合 9勝2敗 防御率3.18
野手:158試合 537打数 138安打 46本塁打 打率.257 OPS.965

2022年MLB5年目
投手:28試合 15勝9敗 防御率2.33
野手:157試合 586打数 160安打 34本塁打 打率.273 OPS.875

2023年MLB6年目
投手:23試合 10勝5敗 防御率3.14
野手:135試合 497打数 151安打 44本塁打 打率.304 OPS1.066

・勝利投手が2日以内に打者として出場した試合の初回に本塁打を記録したのは、1921年のベーブ・ルース以来97年ぶり
・日本人による3試合連続本塁打は松井秀喜以来2人目
・開幕から10試合で2勝&3本塁打は99年ぶり
・同一シーズンで10試合以上に先発登板し、かつ10本塁打以上を記録したのはベーブ・ルース以来2人目
・ア・リーグ新人王を獲得
日本人初のサイクル安打を達成、1900年以降、投手で2勝以上しサイクル安打を記録したのはジョージ・シスラー以来98年ぶり2人目
・2020年から”Two-Way-Player”(二刀流選手)がルール上定義され、MLB初の「二刀流」適用選手となる
・日本人で初のオールスターゲームのホームランダービーに出場
・前半戦で驚異の33本塁打を記録
・3試合で11四球のア・リーグ新記録、50年ぶり、MLB最多記録と並ぶ
・4試合で13四球のMLBのタイ記録を達成し、ベーブ・ルースと並んだ
・ア・リーグのMVPに選出
・1918年のベーブ・ルース以来、史上2人目の同一シーズン「2桁勝利&2桁本塁打」を達成
・日本人投手4人目のシーズン200奪三振達成
・14勝&34本塁打で1918年にベーブ・ルースが記録した「13勝&11本塁打」を両方超える
MLB史上初となる投打“ダブル既定到達”を達成
・ダブルヘッダーの1試合目で完封勝利、2試合目で2打席連続で本塁打の離れ技をやってのける
アジア人初の本塁打王を獲得
・日本人選手としてハンクアーロン賞を受賞

WBCと侍ジャパン:世界に響く勝利の瞬間

この辺りからさらにやりすぎ感がエスカレートしていく事態に

世界一奪還に向け日本代表に参加を表明。
奇しくも代表監督は日本ハム時代の監督であった栗山英樹監督であった。

準決勝 対メキシコ戦

順調に勝利を重ねた日本代表でしたが、決勝ラウンド準決勝のメキシコ戦で苦境に追い込まれます。
1点ビハインドで迎えた9回裏、先頭打者の大谷が気迫のツーベースを放ち反撃の口火を切った。
大谷は1塁ベースに向かう途中でヘルメットを脱ぎ捨て、二塁に到達すると雄叫びを上げながらベンチを煽り鼓舞した。

これに応えるように続く吉田正尚が四球を選び5番村上宗隆を迎える場面。
ここまで思うようなバッティングが出来ていなかった日本の主砲が目を覚まします。
センターオーバーの打球を放ち見事、劇的なサヨナラ勝利を収め決勝に駒を進めます。

決勝 対アメリカ戦

決勝はスター揃いのアメリカとの1戦

先発、今永の好投、村上と岡本の1発、強力リリーフ陣により9回までに3-2とリードします。
そして迎えた9回、マウンドには大谷翔平。
先頭のマクニールにフォアボールで出塁を許します。
迎えるバッターは現在チームメイトのムーキー・ベッツ、見事ダブルプレーに打ち取ります。

激アツ展開で世界の野球ファンを熱狂させたのは最後の打者、当時エンゼルスでチームメイトだったマイク・トラウトとの対戦。
筋書きがあるかのような巡り合わせに「もうこれ漫画だろ」状態でしたね。

1球目はスライダーでボール、2球目は160キロのストレートで空振り、3球目は160キロのストレートでボール、4球目は160キロのストレートで空振り、5球目は164キロのストレートが外れてボール、フルカウントの6球目はアウトコースのスライダーで見事、空振り三振を奪いました。

帽子とグローブを投げ喜ぶ大谷を中心に歓喜の輪ができます。
日本中が最高に熱狂した日になりました。

水原一平違法賭博・不正送金問題

大谷選手の専属通訳を務めていた水原一平氏が起こした2024年シーズン開幕直後に問題になった事件。

以前から違法賭博にハマっていたとされ、その負け分などを支払うために大谷選手の口座から約26億5千万円を不正に送金したとして、銀行詐欺罪や虚偽の納税申告をしたとして訴追された。

大谷選手の側にいる人物としてマスコミから取り上げられることも多く、人気もあったことからすごく世間の話題を攫いました。
ワイドショーでは連日取り上げられ大谷選手の成績に影響が出るのではないかと心配される声も多かったです。

その心配はすぐに吹っ飛ぶことになりますが。

最強!ドジャースで世界一へ!

最強のスター軍団に移籍した大谷翔平、日本からも山本由伸が加わり日本での報道が加熱していきます。

オフシーズンには田中真美子さんと結婚
デコピンという犬を飼い始める
専属通訳の裏切りなど様々な出来事が報道されてきました。

果たしてドジャース編での活躍はいかに。

2024年MLB7年目
投手:登板なし
野手:159試合 731打数 197安打 54本塁打 打率.310 OPS1.036

・プロスポーツ選手史上最高額とされる10年総額7億ドル(1015億円)で契約
・日本人のMLB通算本塁打数記録を更新
・オールスターゲームで日本人初の柵越え本塁打を記録
・MLB史上唯一のオールスターゲームで勝利と本塁打を記録した選手となる
・イチロー以来23年ぶり2人目の日本人選手50盗塁を達成
・アジア人選手のMLB通算本塁打数記録を更新
・ドジャースの球団シーズン歴代最多本塁打を更新
・MLB史上初の50本塁打&50盗塁を達成
・球団新記録となる1試合10打点を記録
・日本人選手のシーズン最多打点記録を更新
・日本人選手のシーズン最多得点記録を更新
・日本選手のシーズン最多盗塁記録を更新
・日本人選手初のトリプルスリーを達成
・本塁打王と打点王を獲得
・ユニフォーム売り上げランキング2年連続1位
・2024年ナ・リーグ西地区優勝
・2024年ナショナルリーグ優勝

ここまでまとめていてもうわけがわからなくなってきました。
すごいとか異次元とか言葉じゃあもう言い表せませんね。

この記事はワールドシリーズ直前に執筆しているため、まだ今年の結果はわかっていませんが、ア・リーグ二冠王のアーロン・ジャッジとナ・リーグ二冠王の大谷翔平が激突するワールドシリーズは間違いなく盛り上がるでしょう。

漫画「大谷翔平」まとめ

いかがだったでしょうか?

漫画みたい!漫画を超えた!と言われる所以をまとめてみました。

物語はまだまだ連載途中です。
ワールドチャンピオンに輝くのか?
来シーズンから二刀流でどんな成績を残すのか?
強力なライバルが出現するのか?

大谷選手の伝説はさらに続いていくことでしょう。
無限の可能性を秘めたストーリー。
漫画『OHTANI』から目が離せません。

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