飲食店開業者必見!マーケティングの4Pから学ぶ【価格・Price】

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どーも!「てん」です!
私は12年間勤めたコンビニを退職し飲食店の開業準備をしております。

本日は価格設定について書きました。
私も価格設定については頭を悩ませているところです。
原材料の高騰が痛いですね(>_<)

同じように飲食店の開業を控えている方には参考にしていただけると思います。
それ以外の方もマーケティングの考えに触れられると思いますので是非ご覧ください。


それではよろしくお願いします!

飲食店を開業する際に役に立つ考え方がマーケティングの4Pです。

その中でも価格設定は、収益性を左右する大きな要素の1つとなります。

この記事では、飲食店の価格設定についてマーケティングの4Pの観点からポイントや手法について考えてみましょう。

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目次

マーケティングの4Pとは?

Product(商品)・Price(価格)・Promotion(販売促進)・Place(流通)の4つのPで4Pなんですね。

「4Pは、企業が商品やサービスを提供する際の全体像を俯瞰して戦略的なマーケティング活動を行うための基本的なフレームワークとして広く使われています」

1.商品(Product)
顧客が求める機能、特性、デザインなどの要素に基づいて開発された製品やサービスです。
 
商品の開発においては、顧客のニーズや要望、市場のトレンドを理解することが重要です。

2.価格(Price)
商品やサービスを提供する際の価格設定を指します。

顧客が支払いたいと思う価格、競合他社の価格、原材料や生産コストなどを考慮して、適正な価格を設定すること
 が必要です。


3.販売促進(Promotion)
商品やサービスを広く知ってもらい、購入を促すためのプロモーション活動を指します。

広告、セールスプロモーション、イベント、PRなどを活用して、商品やサービスをアピールすることが重要です。

4.場所(Place)
飲食店におい場所とは出店する場所を指します。

ターゲットを明確にしてそのターゲットへ的確にアプローチできる場所へ出店しなければ成功する確率が下がるでしょう。


先程もありましたが、価格設定は収益性に影響を与えるため、特に重要なポイントになります。

価格設定は、商品の価値を表す指標となります。

価格が高すぎると、客足が遠のいてしまい価格が低すぎると利益が出なくなってしまいます。

そのため、適切な価格設定を行うことが重要になります。

商品(Product)についての記事はこちら⏬

価格設定において考慮すべきポイント

価格設定において考慮すべきポイントは以下の通りです。

  • コスト
    価格を設定する上で、まずはお店のコスト構造を把握することが大切です。

    材料費、人件費、光熱費、家賃などの費用、広告宣伝費やキャンペーン費用なども考慮すべきでしょう。

    これらを正確に把握し、お店の状況や目標、ターゲット層、満足度を考慮して決定する必要があります。
  • 競合
    同じような飲食店が周囲にある場合、その価格帯やサービス内容を調査することが重要です。

    競合店の価格を考慮して価格設定を決定する方が良いでしょう。
  • 顧客層
    ターゲットとするお客様に合わせた価格設定を行う事が大切です。

    ターゲットとするお客様の層、属性や価値観、購買力などを把握します。

    例えば、若い世代をターゲットにした飲食店では、リーズナブルな価格帯が求められることが多いです。

    一方で年配のお客様や高級志向なお客様がターゲットであれば高価格帯なものが需要があるでしょう。

価格設定の具体的な手法

  • コストプラス法
    商品を販売する際にかかる原材料費や人件費、光熱費などのコストに一定の利益を加えた価格を設定する方法です。

    この手法では、商品のコストを正確に把握する事が大切で利益率も適切に設定する必要があります。

    商品の実際のコストに基づいて価格を設定するため、比較的安定した価格を設定する事ができます。
  • 市場価格追随法
    競合店や市場の価格を基準に、自店の商品の価格を設定する方法です。

    お客様にとっては適正価格に感じられることが多いのではないでしょうか。

    競合店と差別化ができていれば価格を高く設定しても売れるかもしれませんが

    消費者心理としてその商品に対する、価格のイメージというものがあるのであまりにかけ離れた値段設定をすると閑古鳥が鳴くかもしれませんね。
  • 付加価値価格設定
    商品に付加価値をつけることで、より高い価格を設定する方法です。

    例えば、季節限定メニューや特別なサービスを提供することで、お客様に価値を提供する事ができます。

    商品の付加価値を高めることで、競合店と差別化する事ができます。
  • 名声価格法
    価値があると感じさせる事で、価格を高く設定する方法です。

    高級感のある店舗や、希少性のある食材を使ったメニューを提供する事で、高級感を演出し価格を高く設定する事ができます。

    いわゆるプレミアム感を演出するんですね。
  • 段階価格
    「松竹梅」のように3段階に分かれた選択肢を選ぶときに真ん中の商品を選びやすいという人間の心理を突いた価格設定法です。
  • 抱き合わせ価格
    よく言う「セット販売」です。
    メイン商品とサブ商品を組み合わせ割安な金額に設定することで注文されやすくします。

    効果としては客単価を上げてくれることが期待できます。

これらの手法を組み合わせることで、自転に適した価格を設定する事ができます。

価格設定には試行錯誤がつきもので、時には失敗することもあります。

そのため、適宜見直しを行い、最適な価格を設定する事が重要です。

割引やセールスプロモーションの活用

競合他社との競争に勝つために割引やセールスプロモーションの活用も考慮するべきでしょう。

詳しくは【販売促進・Promotion】の分野になるのですが、これらの活用は需要を喚起することができる有効な手段です。

ただし、価格帯を下げることにつながるため、経営に悪影響を及ぼすこともあります。

頻繁な値下げは避けるべきです。というのも頻繁に割引を行うとお客様にとってそれが通常の価格になり、いつもの値段では買っていただけなくなるためです。

まとめ

  • 価格設定は収益性に大きな影響を与えるため、適切な価格設定を行う事が重要
  • コストや競合、ターゲットの層などを考慮する事が必要
  • コストプラス法・市場価格追随法・付加価値価格設定・名声価格法・段階価格・抱き合わせ価格といった手法がある。
  • 価格は試行錯誤がつきもの、見直しも欠かさず行う

価格だけでなく、お客様に提供する価値や体験も重要です。

お客様にとって魅力的な店舗づくりやサービス提供を行い満足度を高める事でリピーターや口コミでの広がりを生み出す事ができます。

さらに、飲食店は季節や流行によって需要が変動する事があります。
需要が低迷する期間や時間帯では、価格調整やプロモーションなどの対策を行う事が必要です。

そのため、市場動向を把握し、柔軟な対応が求められます。

価格を考慮するのに参考になる記事はこちら⏬

私はこのことを勉強するまで深く価格を考えていませんでした。

原価率から計算したり競合店の価格を調査した結果からこれぐらいかな?って考えていましたがまだまだ深く悩みそうです。

自店の商品をお客様に納得のいく価格で提供できるようオープンまでの間考え続けていきます。

これから飲食店の開業を控えている方と共に飲食店経営を成功させて盛り上げていきたいなと思っております。

よかったらTwitterで気軽に絡んで頂けたら嬉しいです。

では、よろしくお願いします。

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