今回はたこ焼きについてお話します。
皆さんもお店でたこ焼きを食べたり、お家でたこ焼きパーティーをしたりすると思います。
でもたこ焼きと一口に言ってもとっても奥が深いんですよね。
そんなたこ焼きについて月に2回は家でたこ焼きを焼いているたこ焼き通の私がたこ焼きのこだわりをご説明いたします。
お店を選ぶ際やお家たこ焼きをする際に応用できると思いますので是非ご覧ください。
たこ焼きのこだわりポイント6選
生地
まずうちでは出汁を引く所から始めます。
鍋に水を張り昆布を漬けておきます。
水1リットルに対し10グラム程度ですね。
30分程置いたら中火にかけます。
沸騰する直前に昆布を取り出し鰹節をたっぷり投入、灰汁を取りながら少し火にかけて十分に出汁がでたら濾します。
これで澄んだキレイなお出汁がとれます。
市販のたこ焼き粉などを使われる場合は出汁が配合済みなので引く必要はないです。
出汁が引けたら味付けします。顆粒のいりこ出汁を入れて。塩、しょうゆを少々。
粉は薄力粉にあれを入れてこれを入れて(企業秘密です、すみません)
薄力粉だけでも充分、美味しく作れるので安心してください。
玉子を入れ出汁と合わせるのですがここが重要ポイント。
粉と出汁の配分により味も食感も物凄く変わってきます。
焼くのが苦手な方は粉を多めに、焼くのが上手な方は出汁を多めにされたらいいと思います。
お店にもよりますが 粉1:3出汁~粉1:4.5出汁の間で調整している所が多いのではないでしょうか?
たこ
たこについては今現在めちゃくちゃ値上がりしていますよね。
たこ焼き屋さんも耐え切れず値上げに踏み切ったり使うたこを少し安いものに変えたり大きさを小さくしたりして対応していますね。
家でたこ焼きする場合ですが少し奮発してスーパーの生鮮売り場にある蒸しだこを使うことをお勧めします。
たこ焼きは丸く焼き上げる際に中蒸し焼き状態になるのですがここでたこの出汁がでます。
これが業務スーパーとかで売っている冷凍のたこでは味に雲泥の差がでます。(冷凍の物でも美味しい物もありますが)
銅板?鉄板?
たこ焼き器には鉄板と銅板があります。
家庭用ではほとんど見たことないですが銅板は熱伝導が良く早く焼けます。
鉄板は焼けるのに時間が掛かるんですよね。
たこ焼き店でもどちらを使うか分かれると思います。
岡山では私の知っている限りでは半々ぐらいのイメージです。
ただこの鉄板、銅板問題は焼ける速さだけではないんですよ。
っていうのが私、開業に向けて自宅で業務用のたこ焼き器で試作を行っているのですが両方焼き比べもしたところ、、、
なんと!
食感が違う。
鉄板は外はカリカリっと仕上がるのに対し銅板はどちらかというと「ふわっ」「とろっ」なんですよ。
もちろん鉄板で焼いたものも中はとろっとしているのですがそれ以上に銅板で焼いたものの方がとろっと感が強いんですよね。
お店によって食感が違っていたのはこんな理由があったんだと驚きました。
ちなみに私は開業する際には銅板を使う予定です。
ソース
ソースもたくさんありますね私の第一候補はオタフクソースのお好みソースです。
オリバーソース、イカリソース、ブルドッグなど様々です。これは好みでしょうね。
お店によっては独自にブレンドされたソースを使われています。
ちなみにソースも冷蔵庫で冷やしたものと少し温めたもので味が少し変わるようです。
以前オタフクソースのお好み焼き開業研修に参加した事があるのですが講師の方が言われていました。
確か冷えてると酸味が強く出るとかなんとか?(うろ覚えです)
刷毛
ソースをドバドバかけるのも良いですが刷毛で塗るとかけ過ぎずによいかと思います。
シリコンの物全然かまいませんので使ってみてください。
ちなみに私は晃祐堂さんの熊野筆の刷毛を使う予定です。
お好み焼き開業研修で使った際にとても使い心地がよかったので
トッピング
さて、最後になりますがトッピングですね。
出汁からとって作ったたこ焼きは私はそのまま食べるのが好きです。
余計な味はいらないぐらい出汁の風味がありとてもおいしいのです。初めて作ったとき私の中のたこ焼きの概念が見事に覆りましたね。
あとお勧めは最近多いのですがだし汁につけて食べるたこ焼き、明石焼きのたこ焼きバージョンみたいな感じですね、最近いろんなお店で見かけます。
アツアツのだし汁にネギや雑節もしくは大根おろしを入れてハフハフ言いながら食べます。
これもまた優しいお出汁の味で心も身体も温まること間違いなし!!
是非、提供しているお店を見つけて食べてみてください。
私のお勧めは岡山市内にある たこ焼き安花里 さんです。
店内限定ですが出汁たこ焼きがあります。絶品です!
他にも塩、しょうゆ、マヨネーズ、明太マヨ、ネギなどなど色々な味にチャレンジしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。